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スピッツ好き

スピッツ好きのメモ。ブログは初心者。更新頻度はまちまち。

15.4「コメット」

★コメット

 

 

◉この曲はドラマ「HOPE」の主題歌にもなりましたね。色んな場所でチラホラ見かける限りだと、今回のアルバムはこれと「ヒビスクス」が大変人気が高いようです。

 

 


◉TVで初めて聴いた時はイントロにスピッツらしさを感じなかったので違和感を覚えましたが、アルバムに収録されると流れよく聴けるので良いですね。

 

 


◉サウンドに関しては、この曲のほぼメインと言っても差し支えないピアノがイントロ・サビ・Cメロ・アウトロで活きてますね。サビとアウトロのピアノが好きです。イントロのドラムのクラッシュも、大サビへの入り方も良い。
でも特に好きなのはやはり一番と二番の間のギターですね。雰囲気出てますよ。

 

 

 

◉歌詞

 

誰でもいいよと生き餌を探して
迷路の街角で君に会った
黄色い金魚のままでいられたけど
恋するついでに人になった

 

生き餌を探す、というのは良い表現ですね。「生き餌」=「生きている人間」でしょうか。「自分の中に吸収して栄養に出来る人」に飢えているのでしょうか。

 

金魚って結構凶暴なイメージがあって、共食いとか平気でするらしいですね。そういう意味での比喩なんでしょうか。

でもあくまで小さい魚である「金魚」ってのがスピッツらしい。

 

 

押し寄せる人波に 流されないように

 

これは、「水の波」と「人波」がかかってるのかな?

 

 

 

「ありがとう」って言うから 心が砕けて
新しい言葉探してる
見えなくなるまで 手を振り続けて
また会うための生き物に


ここで重要なのは「ありがとう」という言葉で「心が砕ける」とは何なのか。良い意味にも悪い意味にも取れそうです。

前者は「心を開く」とか「感動する」とか。後者は「衝撃を受ける」とか「悲しみに暮れる」とかでしょうか。

「恋愛の初期衝動」を歌ってるのか、「失恋」を歌ってるのか……。

自分は後者で取りました。

 


理由としては二点あります。

まず、「ありがとう」は何に対して放った言葉なのか。

この言葉、単なる感謝の意味だけじゃなく、丁重に断る時の言葉にも使いますよね。要らぬ世話を焼いた時とか告白をした時とかに、「ありがとう、でも〜」とか。

 

つまり「ありがとう」は「僕の告白」に対しての丁寧なお断りの言葉なのではないかと考えたのです。だから「心が砕ける」し、言葉に詰まって「新しい言葉を探してる」。

 

 

 

次に、後の

 

明日は来るかな ゴムボールが愛しい
転がってどこへ 追いかけて

という部分。もしこの曲が明るい歌詞だったら「明日は来るかな」という表現はしないと思うんですよね。

 

そして「砕ける心」と「ゴムボール」の対比。「エスペランサ」でも出てきましたが、「ガラス玉」や「心」っていうのはすぐ砕けてしまうんですよね。だからこそ、簡単に砕けない「ゴムボール」が愛しいのかな、と。

 

 

 

「さよなら」ってやだね 終わらなきゃいいのに
優しいものから離れてく


この辺もそれを主張してるのかなって思います。「ありがとう」も「さよなら」も別れの言葉として使われていて、優しい「君」から離れていく。

 

 

 

見えなくなるまで 手を振り続けて

また会うための生き物に

 

この「また会うための生き物」には「人間」として「また会いたい」という願望が含まれている気がします。

だからこそ、そういう期待も込めて「手を振り続けている」。結局フラれても「君」が好きなんですね。

 

 

 

 

◉アルバムの中で

個人的には「子グマ!子グマ!」〜「ナサケモノ」はワンセットかな、って思ってます。
イメージ的には「子グマ!子グマ!」も「コメット」も何処か強がってカッコつけてる感じがするんですけど、次の「ナサケモノ」はやっと素直に本心を吐露している気がします。