スピッツ好き

スピッツ好きのメモ。ブログは初心者。更新頻度はまちまち。

スピッツの楽曲について①

◉自分はスピッツというバンドがこの世で一番好きで、後にも先にも自分の中でスピッツという存在を越えるようなアーティストは多分出てこないと思います。

 

スピッツが唯一無二の存在である理由としては「楽曲の固有性」です。この項目ではこの魅力について語っていきたいと思います。

 

◉楽曲の「音」と「詞」

 

◆「音」に関して

スピッツ、と言えばヴォーカルの草野さんのクリアーなハイトーンボイスが印象的ですが、実はそれだけではなく、ギターの三輪さんのアルペジオ、ベースの田村さんのうねるベースライン、安定感があり手数も思った以上に多いドラムの崎山さんもスピッツの音楽性を大いに担っていると思います。

 

 

 

 

 

◼︎特に、ほぼ全楽曲において鳴っている三輪さんのギターの透き通る様なアルペジオは、楽曲の方向性を決めていると言っても過言ではないでしょう。三輪さん自身も「アルペジオに関しては自信がある」という旨の発言をなさっています。(素人目線からするとアルペジオ以外も十分過ぎるほど上手く聴こえますけどね)

 

 

アルペジオが綺麗な曲としては、「アパート」「ホタル」、そしてあの有名な「ロビンソン」などがあります。

 

スピッツ/ホタル

 https://www.youtube.com/watch?v=SWYwl0vIV60

 

スピッツ/ロビンソン

https://www.youtube.com/watch?v=51CH3dPaWXc 

 

◼︎マサムネさんのハイトーンボイス、三輪さんのアルペジオと言った高音域の音に対し、中音域〜低音域をカバーするかの様に自由自在に動き回って楽曲に多様性を齎しているのが田村さんのベースです。「歌っている」と称される様に、ベースラインはかなり動きます。それに加えて田村さんは、LIVEでは元々のベースラインの芯を崩す事なく更に自由に(色んな意味で)弾く時が多くて、CD音源との聴き比べが楽しいです。かと言えば、メロディアスなベースも弾けてしまうのが田村さんの凄いところです。

 

特にベースが活躍している曲は「探検隊」、「放浪カモメはどこまでも」、「holiday」などですね。ベースに関しては『◯◯を弾いてみた』を参考にしてみると分かりやすいと思います。

 

スピッツ/放浪カモメはどこまでも

https://www.youtube.com/watch?v=gV-F23mqKhU

 

 

個人的には、小さな生き物以降のアレンジではベースの歪みと音量が心なしか大きく音がクリアーになった気がするので、最近の音作りによるシンプルなバンドサウンドは本当に好みです。

 

 

 

 

 

 

◼︎草野さんの声、ギター、ベースを裏で支えるのが崎山さんのドラムですが、文句無しにメチャクチャ上手いです。スピッツは演奏技術が高いと一般的に評されますが、中でも崎山さんは上手いと評される事が多いです。

 

モーラー奏法と呼ばれる独特の奏法を体得しており、一音一音弾みがあるドラムが特徴的です。リズム感もあって一手一手が丁寧で安定したプレイを披露してくれます。崎山さんのドラムは学生時代に色んなバンドから引っ張りだこになるほど上手く、曰く「弦楽器陣が弾きやすいドラムを叩く」らしいです。

 

ドラムが活躍する曲と言えば「メモリーズカスタム」「渚」「夜を駆ける」などが有名ですかね。ドラムのフレーズが曲の世界観をサポートしている曲もあります。

 

 スピッツ/渚

https://www.youtube.com/watch?v=B7T4NNNWeHg

 

 

 

 

◼︎また、草野さんの作る曲は「シンプルなコード進行なのに独特なメロディ」と称される事が多いです。因みに草野さん曰く、「昔は以前の曲と似た様なコード進行なら没にしていたが、最近はいいかなって思っている」らしいです。それでも全然、良い曲を尽きる事なくお作りになってるんですけどねw

 

◼︎更に、曲時間も、特に最近の曲は3〜4分と短めに作ってあり、アルバム通して聴きやすいものが多いです。これは「アルバム通して聴く派」の自分にはありがたい。

 

 

 

 

 

★この様に、「音」に関して言えば「高い演奏力に裏打ちされた良質でコンパクトでシンプルなメロディ」がスピッツの魅力であるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

が、

 

 

 

 

実は、ここまで魅力的なサウンド面も実はスピッツ最大の美点ではないのです。スピッツの真骨頂は、その「詞」の世界観にあります。

 

 

 

 

 

次回はその「詞」と世界観に関して纏めたいと思います。